浅瀬石川ダム管理所

トップ > 洪水調節実績

洪水調節実績

洪水調節とは

洪水調節

浅瀬石川ダムでは、洪水期間用語解説(7月1日〜9月30日)に、毎秒2,000m3の計画高水流量用語解説のうち、毎秒1,500m3をダム貯め、残りの500m3を下流に放流し洪水調節を行います。
そのため、この期間は貯水位を洪水貯留準備水位用語解説184.5mまで低下させ、洪水調節容量用語解説2,400万m3を確保します。
この洪水調節により、下流へ流す量を毎秒500m3以下にし、浅瀬石川及び岩木川の沿川地域を洪水被害から守ります。



(1)洪水調節機能のあるダムとないダム
ダムにも様々な目的をもつダムがあり、ダムにより洪水時の操作は異なります。

@洪水調節のみを目的とするダム(治水用語解説専用ダム)

A利水のみを目的とするダム(利水用語解説専用ダム)

洪水を貯めることが出来な
いため、溢れないように
貯水位用語解説を維持

※利水ダムでも貯水容量が大きいほど容量いがある場合は、洪水の一部を貯めることがあります。
※緊急的な措置として、河川管理者が利水ダムに対して、一定の条件がそろった場合に洪水を貯めるよう指示することがあります。


B洪水と調節と利水用語解説を目的とするダム(多目的ダム用語解説

洪水調節の機能と、上水道、工業農水、農業農水、発電用水等多様な目的を持つダム。


(2)ダムによる洪水調節の仕組み
@洪水に備える
洪水に備えて、台風や大雨による洪水の起きやすい季節には、前もって貯水位用語解説を下げて容量を確保しておき、洪水の水をダム貯水池に貯めるための準備をします。
A洪水を貯め込む 大雨が降り洪水になると、ダムへ流入する洪水の一部を貯水池に貯め、下流に流しても安全な分だけ、ダムから水を流します。
ダムから下流に流す水は、@の洪水に備えている時より増えます。
このような時には、事前にダムからスピーカー等で状況をお知らせします。
B計画規模を超える洪水への対応 異常な豪雨により、計画よりも大きい量の洪水がダム貯水池へ流れ込むことがあります。
ダムでも精一杯、Aのように洪水を貯めつつ下流へ流す操作を行いますが、ダムに貯めることができる水量には限界があります。
このような場合には、下流に流す量を徐々に増加させ、貯水池に入ってくる水量と同じ量を下流に流すよう(自然河川状態)にします。
このページのトップへ戻る

洪水調節実績

2007年度

放流期間
(開始/終了)
主な原因
(放流の目的)
最大流入量
(m3/s)
最大放流量
(m3/s)
最大貯水位
(m)
2007/5/5 7:00
2007/5/27 18:00
融雪
(水位維持)
81.40
81.50
195.86
2007/9/17
(ゲート放流無し)
前線
262.84
22.89
(発電+利水)
177.67

9月17日洪水の詳しい状況はこちらをクリックして下さい。

2006年度

放流期間
(開始/終了)
主な原因
(放流の目的)
最大流入量
(m3/s)
最大放流量
(m3/s)
最大貯水位
(m)
2006/5/10 11:00
2006/5/31 16:00
融雪
(水位維持)
74.86
65.14
195.90
2006/8/18
(ゲート放流無し)
秋雨前線
372.14
(既往最大)
8.24
(利水)
176.51

2004年度

放流期間
(開始/終了)
主な原因
(放流の目的)
最大流入量
(m3/s)
最大放流量
(m3/s)
最大貯水位
(m)
2004/5/9 16:00
2004/5/16 16:30
融雪
48.54
44.93
195.80
2004/9/30
(ダム放流無し)
台風
253.06
24.69
(発電+利水)
178.17
このページのトップへ戻る